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作家 山本一力さん の講演会

一昨日は台風の様な大雨でした。

そんな中、山本一力さん(平成14年 あかね空 直木賞受賞)の講演会に行って来ました。

2006年8月迄、週刊文春で「 にこにこ貧乏 」というエッセイを連載されていて、毎週とても楽しみにしていました。

ブログ作成の教室に誘って頂いたNさんから、嬉しい講演会のお誘い。

1時間20分の講演が、あっという間に感じられました。

矜持を持った、誠実な人柄が、ひと言ひと言から滲みでてきます。

山本一力に作家として本物の力をつけさせる為、担当編集者の妥協を許さない仕事ぶりなど...。

現在の自分があるのは、あの時の文芸春秋社の、誇り高きプロ編集者の方々のお陰と話されました。

山本一力さん本人が、20歳も若い編集者の気持ちを、謙虚に受け止め、信頼する心があったからこそ、現在があると思います。
                 ymymaknzru085[1]
山本さんの話の中から
自分の立場から、一面ばかりを見て嘆いていても、なにも解決しないし変わらない。
異なる立場や考え方で、多方面から見る事で、景色ががらっと変わり、乗り越える力も湧いてくる。

済んでしまった失敗に、いつまでも捕らわれない事。

本当にそうですね。最近、視野が狭くなっていました。より良く生きる努力を続けましょう!

今でも、鮮明に残っているエッセイがあります。

東京で新聞配達をしていた高校生時代、クリスマスの寒い明け方の出来事。

ブログ 「文春、くしゅん!」さんから文章をお借りしました。

わたしが新聞配達をしていた昭和三十七年~四十一年の冬は、指先や耳に痛みを覚えた。
防寒具などは皆無。首に巻いた手拭いで寒さの侵入を防ぎ、軍手を二枚重ねにして指先をあたためようとしたが、木綿に暖や保温を求めても詮無いこと。

「ちょっと待って」
玄関ドアから出てこられたのは、その家の奥方。夜明け直前の、冷え込みがきついときだ。
しかし彼女は 薄いセーター姿で、肩にショールを一枚かけているだけだった。

「毎朝、ごくろうさま」
彼女はクリスマスの贈り物を用意して、配達を待っていてくれたのだ。
 
東京銀座・松屋デパートの包装紙に包まれた小箱には、暗がりでもまばゆい赤いリボンが結ばれていた。
「風邪をひかないでね」
彼女がドアを閉めるまで、わたしは言葉を失って立ち尽くしていた。

クリスマス・プレゼントを用意してくれた奥方は、真冬の未明に、ドアの内側でじっと待っていてくれた。
しかも、ただ待っているわけではない。
物音に気を払い、ゴトンッという音を聞くなり、すかさずドアから飛び出すのだ。
 
ギフトには、ロータリークラブのグリーティング・カードが添えられていた。
見返りを求めず、ただ配達員をねぎらうためのギフト。
あれこそ、『賢者の贈物』だったと思えてならない。


高校を卒業する迄の4年間、夜明けのクリスマスプレゼントは続いたそうです。

長い文章を、最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

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Re:レタスさん、こんにちは。

訪問、拍手コメントありがとうございます!(^^)!。
高知時代からのエッセイを読んでいたので、余計心をうたれました。
他にも心に残るエッセイがたくさんあります。

Re: フラともさん、こんにちは。

拍手コメントありがとうございます。
こちらこそ、機会を頂いて本当に良かったです!(^^)!。
多方面から視る事を、忘れがちでした。
いい講演会でしたね!
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さくら

Author:さくら
 牡羊座 女性
 趣味  フラ あやとり
 のほほんとした南国宮崎で、ちょっとした体験や感じた事  を綴りたいと思います。

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